訪ねて下さるお方
彼は孤独な人々をよく訪ねました。
新約聖書の登場人物ザアカイは人々から嫌われていました。税金を取り立てる彼の仕事が人々を苦しめるものだったからです。しかし、ザアカイは本当は人々と仲良く暮らしたかったのですが、誰もその本当の心を知ることはなく、ザアカイは孤独でした。彼はそんなザアカイの家を訪ねてくれました。ザアカイは自分をありのままに受け入れてくれる彼によって、心を変えられ、その後の人生を周囲の人の為に生きるように変えられたのです。
38年間ものあまりにも長い病床に臥せっていた病人は、自分を親身に助けてくれる人がそばにいない孤独の中で絶望を感じていました。彼はそんな病人を訪ね、希望を持つように導き、絶望の原因であった病気から解放してくれました。
強力な悪霊の力に捉えられ、自傷行為を繰り返していた狂人は墓のそばで手足を鎖で束縛されていました。そんな狂人を気味悪がって誰もそばに近づくことはありませんでした。しかし、彼だけがそんな狂人の苦しみを知り、近づき、その悪霊の呪縛を解いてくれました。
彼には確かに病気を治す力や悪霊を追い出す力など、特別な力がありましたが、彼はその力をむやみに誇示したりせず、悩み・苦しみの渦中にある人の為にその力を使ってくれました。友なき者の友となり、悩む者の悩みを知り、思いを共にしてくれる方。その彼とは聖書に示されているイエス・キリストです。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11章28節)
「主はご自身が試みを受けて苦しまれたので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです。」(ヘブル2章18節)
福音集会では、このイエス・キリストについて聖書から分かりやすくお話がされます。是非、おいで下さり、あなたを愛して下さるお方をお知りになられますように。