熱中症対策

 今年も大変暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?私が住む千葉県でも気温三十℃を超える真夏日が続いているだけでなく、気象庁によれば県内各地で八月に最高気温が三十五℃を超える猛暑日が記録されています。
 私はバイクで配達の仕事をしておりますので、職場で毎朝のように熱中症に気を付けるようにと言われております。個人的な工夫としては、睡眠と食事はもちろんのこと、なるべく肌の露出を控えるため長袖長ズボンに手袋をして、首と顔の部分を覆い、喉が乾く前に水分をしっかり補給することです。見た目は暑そうに見え、汗を大量にかき、補給する水分の量は多い日で一日三リットル以上に達しますが、バイクで風を切って走っているとむしろ涼しく感じます。配達先では「暑いのに大変ね」「頑張ってね」と声をかけてくださる方が多くおられ、冷えたペットボトルを下さる方までいらっしゃいます。その優しい心遣いに体は冷やされ心は温められます。
 私の配達区域内には大きな団地がありますが、樹木や土が多くそこはいつも涼しい感じがします。調べてみますときちんとした理由がありました。まず樹木が太陽光を遮断してくれます。また植物は蒸散という機能を持ち根から吸い上げた水分を使って葉などの温度が上がりすぎないように水蒸気にして放出します。さらに植物の生えている地面には保水性があり、太陽からの熱で地面の熱が高くなる時に、その水分が蒸発する際の気化熱によって温度が上がるのを防いでくれるそうです。これは人間の汗をかくことにより体温を下げる仕組みとよく似ていると思います。
 このように神様は暑さに対応する方法を最初から創造してくださっていることを教えられます。地球温暖化の対策も神様の定められた仕組みを最大限に生かすことが大きなヒントなのかも知れません。
「初めに、神が天と地を創造した。」(聖書 創世記1章1節)
※この原稿は八月末頃に書かれたものです