「こころの窓」(福音小冊子)
「私たちの齢は七十年。健やかであっても八十年。しかもその誇りとするところは労苦とわざわいです。それは早く過ぎ去り、私たちも飛び去るのです。」 詩篇九十篇十節
去る七月に高校の「古希同窓会」(工業高校建築科二クラス合同今回七回目)がありました。私は今まで一度出たかどうかの記憶です。今回の出席者は卒業生七十三名中二十名+J先生(五年前の六回目はJ先生含め三十二名)でした。皆貫禄が付き、頭髪が白くまた薄くなり、現役中の方もいますが引退された方も多く、心臓が止まって九死に一生を得た方、奥様の看病介護をされている方、趣味や家庭菜園の日々を楽しんでいる方等様々な人生を送られています。一目では誰だかよく分からない方もいました。夕方四時から二時間程の会食でしたが近況一分間スピーチ等終始和やかなひと時でした。先日、幹事の方から出席者お揃い紫の鉢巻をしての集合写真やスナップ写真、欠席者からのコメントが届きました。今、それらを見ながら思いを馳せています。
今回、今の年齢を考えてこの機を逃さず同級生に福音を伝えようと導かれ、参加申し込みの返信を出しました。思えば私が一年生の時に担任だったS先生の影響を受けてクリスチャンになった事を知っているのは同級生のうちほんの数名だったのです。S先生から受くの同級生に伝えたい思いで福音小冊子の用け継いだこのキリストのいのちを一人でも多くの同級生に伝えたい思いで福音小冊子の用意を始めました。
「こころの窓」はサイズB五強、全八ページの表紙はカラー(牧場のみどりと青い空と白い雲)で簡潔な内容で読みやすく、個人的に好きな福音小冊子の一つです。集会所には在庫が無く伝道出版社に問い合わせたところ発刊元は新潟の牧草社とのこと、送ってもらおうと電話したところ在庫切れで再刊予定無しとのことでした。どうしたものかと思案していましたが後日牧草社Nさんから「もしかすると札幌集会に在庫があるかもしれない。」と電話がありました。札幌集会Uさんに事情を説明して「あったら分けてほしいのですが。」と電話すると後日連絡があり、丁度百部程あるとのことで、是非にとお願いし送って頂きました。小冊子が届き早速金ケ作キリスト集会案内、十二年前にご逝去されたS先生ご葬儀式次第のご本人のメッセージ、奥様ご長男(喪主)のご挨拶文、S先生が五十三年前の離任式で「一緒に歌おう。」と言って全校生徒・先生の前で歌い始めた金子正一作詞・作曲の「今日の日はさようなら」の歌詞を同サイズにコピーして小冊子に挟み込んで、自分の名刺を添えて、買い求めた同サイズの包装フィルムに入れて八十部用意しました。
当日は日差しの強い暑い日でしたが祈りつつ少し早めに会場のホテルへ行き、既に来られてロビーにいた同級生にご無沙汰の挨拶と共に小冊子を手渡しました。その後もJ先生はじめ続々と到着された皆さん一人一人に小冊子を手渡しました。不信仰故に案じていた受け取りを拒否する方は一人もいませんでした。不思議でした。皆さん小冊子と差し込み文を読んでくださったでしょうか。
「人生とは何か、人類がはるか昔から問い続けてきたこの疑問に、「聖書」は何と答えているかをご紹介します。そこにあなたの人生について考えるヒントを探すのはとても有益です。・・・「聖書」の語る人生に、あなたは何を見つけますか。」
(こころの窓「はじめに」から抜粋)
※この原稿は八月末にいただきました。