ウクライナの人々を思う

 「牢につながれている人々を、自分も牢にいる気持ちで思いやり、また、自分も肉体を持っているのですから、苦しめられている人々を思いやりなさい。」(ヘブル人への手紙 十三章三節)

 二〇二二年三月二十六日、ウクライナ共和国内でロシア軍の侵攻によるロシア軍とウクライナ軍による戦争が行われていて、南東部のマリウポリをはじめ多くの都市が破壊され、双方の兵士、一般市民等たくさんの死傷者が出ていて、また、国外避難者は三百五十万人に達し、国内避難者も数百万人と言われ、悲惨で恐ろしい状況が続いている様子をテレビ、ラジオ、インターネットによる報道で見聞きしています。そのウクライナ国内にも当金ケ作集会のようなクリスチャン聖徒の集まりも首都キエフはじめ複数あるという事で、他人ごととは思えません。一刻も早く戦いが終息するよう神様のお憐れみを祈り願うばかりです。
 今日(二〇二四年八月二十四日)、ロシア軍ウクライナ侵攻からちょうど二年半です。戦争は激しさを増して今も続いています。ロシア軍はウクライナ南東部の幾つかの州を掌握し、ウクライナ軍のロシア国内への越境攻撃が始まりました。双方に毎日毎日数えきれない程の犠牲者が出ています。胸が痛みます。
 みことば誌二〇二四年六月号にはウクライナに在るナルーツク集会からの便りが掲載されていました。そこには、戦火の中にあるウクライナで聖徒達(イエス様を信じ従う人々)の信仰の従順と、一人でも主イエス様を信じて救われてほしいという熱心な福音の働きが続けられている様子が書かれています。戦いの無い平和な日本にいて何もしてあげられない者ですが、早く平和が訪れるよう、一人でも主イエス様を信じて救われるよう、聖徒皆様の信仰、命、集会の交わりが守られるよう祈りたいと思います。

 「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手にいれることができないと、争ったり、戦ったりするのです。」(ヤコブの手紙 四章一、二節)